maxima入門

微分、積分

maximaでは微分、積分も扱うことが出来ます。
maximaでは微分操作を行うにはdiff関数を使います。
diffの書式は次のとおりです。

diffの書式

diff(式) diff(式,変数) diff(式,変数,微分回数) diff(式,変数1,変数1の微分回数,変数2,変数2の微分回数,...)

微分の例

(%i1) diff(x^2,x); (%o1) 2*x (%i2) diff(f(x),x) (%o2) 'diff(f(x),x,1) (%i3) diff(x^3+2*x^2,x,2); (%o3) 6*x+4 (%i4) diff(log(x),x) (%o4) 1/x
二番目の例のように未知の関数に対するdiffも実行できます。 次に積分です。 積分操作を行うにはintegrate関数を使います。 書式は次のとおりです。

integrate関数の書式

integrate(式,変数) integrate(式,変数,from,to)
2つの書式はそれぞれ不定積分と定積分に対応します。

積分の例

(%i1) integrate(atan(x),x); (%o1) x*atan(x)−log(x^2+1)/2 (%i2) integrate(sin(x),x,0,%pi/2); (%o2) 1 (%i2) integrate(exp(x),x,minf,0); (%o2) 1
minfは組み込み定数の項で説明した負の無限大を表す定数です。 例のように積分区間には無限大を指定することも出来ます。
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