ここではmaximaの一番基本的な使い方について説明します。
wxmaximaを起動すると白い画面が現れます。
この画面をクリックしてEnterをおすと
プロンプト
-->
このようなプロンプトが現れます。
この-->の右側に数値や式などを入力していくことになります。
式を入力したら、その計算をしたいですよね。
この式を計算する操作を「評価」といい
式の評価はShift + Enterで行います。
試しに1+2を評価してみましょう。
計算結果を表示させたい式はセミコロン(;)で区切ります。
計算結果を表示させたくない式は$で区切ります。
$のほうはプログラムなどで途中経過を出力したくないような場合に使います。
まず、「1+1;」をプロンプトに打ち込んでShift + Enterを押してみましょう。
1+1;の評価
(%i1) 1+1;
(%o1) 2
このように結果が表示されます。
ここで(%i1)や(%o1)という風に左側に記号がついていますね。
この番号は式を評価するごとに連番が振られていきます。
これを使って以前に使った入力や出力結果を利用することが出来ます。
具体的には、数値の代わりにそのまま%i1や%o1を使って計算することができます。
また、%だけを打ち込むと、直前の結果、という意味になります。
さらに%th(i)と打ち込むとi個前の結果という意味になります。
得に%th(1)は%と同じ意味です。
%の利用
(%i1) 1+1;
(%o1) 2
(%i2) %o1 + 3;
(%o2) 5
(%i3) %;
(%o3) 5
(%i4) % + 3;
(%o4) 8
maximaの終了はquit();です。
しかし、wxmaximaはmaximaのフロントエンドであるため
quit();とうってもmaxima本体とのセッションが切れるだけで
wxmaxima自体は終了しません。
wxmaximaも終了させるならメニューから終了しましょう。
これで基本的な操作についての説明を終わります。
次からはコメントについて説明したあと、上で使った足し算(+)など
maximaの計算機能について解説していきます。